群馬・栃木・茨城の自動車建設油圧工作機械等歯車一貫生産

歯スジが軸に平行な直線である円筒歯車です。製作・組立が簡単で、もっともポピュラーな歯車です。

平歯車は動力の伝達に伴うスラスト荷重（軸方向の荷重）の発生が無いので、軸に直交方向のラジアル荷重を受ける一般的な深溝玉軸受で間に合います。

円筒または円すいの内側に歯が作られている歯車です。遊星歯車機構に多く用いられます。普通の歯車は外歯車です。内歯車のかみ合う相手は必ず外歯車です。内歯車同士では噛み合いません。それに、内歯車が常に大歯車で、噛み合う外歯車は常に小歯車です。
（小歯車のことをピニオンと言います。）

歯スジがツルマキ線である円筒歯車です。平歯車の歯を斜めにしたもののように見えますので、平歯車の一種とも思われますが、平歯車よりも強度，振動・騒音で有利ですがスラスト力（軸方向力）が発生します。

身近なところでいえば、自動車のトランスミッションなどは高速高荷重での静粛性が求められるので、一般にハスバ歯車が使われているケースが多いようです。

別名ヘリカルギヤ（herical gear）とも言います。

丸棒にねじを作ったようなものをウォームと言い、それに噛み合うハスバ歯車のようなものをウォームホイールといい、これらを組み合わせたモノを、ウォームギヤと言います。

ウォームには、1条または複数条のネジ山をもったモノがあります。大きな減速比を得ることができ、運転音も静かですが効率が低く、発熱などに注意する必要があります。

ウォームギヤ―は、エレベータやエスカレータなど、いろいろな機械に用いられております。

ラックは平らな板またはまっすぐな棒に歯を作ったもので、スグバラックとハスバラックがあります。スグバラックは平歯車と噛み合い、直線運動と回転運動の交換を行います。ハスバラックはハスバ歯車と噛み合い、直線運動と回転運動の交換を行います。

工作機械や印刷機械のシュウ動装置などに用いられます。

自転車は軽量化のため構造部分が外から見えるようになっています。
自転車の構造部分とは、ペダルをこぐことにより得られる動力によって歯車を回し、歯車に噛み合っているチェーンが動きます。そしてチェーンが後輪に取り付けられている歯車を回すことによって後輪に動力が伝わります。
これは自転車が前に進むメカニズムですが、ここで利用されている歯車のことを、工業機械の用語ではスプロケットと言います。

モーターなどの駆動部分の回転軸に歯車を取り付け、駆動部分から動力を伝えたい部分にも歯車を取りつけます。そしてこれらの歯車に噛み合うチェーンを取り付け、駆動部分を作動させると、回転事務の動力がそのまま歯車を回転し、チェーンを動かすことによって動力が伝わります。ここでチェーンの役割をしているもの、それをタイミングプーリーといいます。